
部門案内
リハビリテーション科
リハビリテーション科
リハビリテーション科ご案内
当院のリハビリテーション科は病気や怪我で入院された患者様に対して、低下した機能や日常生活の回復を目指し、入院・外来・訪問リハビリテーションを通じて継続的なサポートを行っています。主に、脳血管障害や手足脊椎の骨折、手術後の患者様、また長期臥床により廃用症候群を呈する患者様を対象としております。リハビリは理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が中心となり、医師、看護師、ソーシャルワーカーなど多職種が協力して、安心して回復に取り組める環境を整えています。
また、入院から退院、外来、訪問リハビリまで一貫した支援体制を整え、退院後も安心して生活を続けられるようサポートしています。その結果、当院では在宅復帰率94.9%以上と高い成果を上げています。
スタッフ紹介
チームワークと笑顔が自慢です
患者様に寄り添いながら、明るく・元気に・前向きにリハビリを行うことを大切にしています。どんな些細なことでも相談しやすい雰囲気で、笑顔あふれるリハビリ室です。


リハビリテーション室


言語聴覚室
回復期リハビリテーション病棟
令和2年4月より回復期リハビリテーション病棟が開設されました。
骨折や手術などで入院し、急性期の治療を終えた患者様に対して、日常生活に必要な動作能力の回復を目指し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医師・看護師・薬剤師・栄養士などの多職種がチームで支援しています。
ご自宅や地域での生活に向けて、一人ひとりに合わせたリハビリを行っています。

回復期リハビリテーション室

地域包括リハビリテーション病棟
急性期治療を終えた患者様が自宅復帰や住み慣れた地域での生活に戻るためのリハビリを集中的に行う病棟です。
「もう少しリハビリを続けたい」「退院後の生活に不安がある」といった患者様に対して多職種が連携し、安心して生活に戻れるようにサポート致します。
また、退院後も長く身体能力を維持できるよう、自主練習の方法や生活動作の工夫などの指導を行い、患者様が自分らしくいきいきと暮らせるように支援しています。
術後リハビリテーション
当院で手術を受けられる患者様には、手術前からリハビリテーションを開始し、身体機能や生活動作の状態を把握した上で術後の回復に向けた最適なリハビリテーションを提供しています。
術後はできるだけ早期から離床を行い、合併症の予防や体力の回復を図りながら、日常生活動作の獲得を目指します。
当院では、股関節頸部骨折、上腕骨近位端骨折、橈骨遠位端骨折などの手術後のリハビリテーションを行っております。また、他院で手術を受けられた腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症、側弯症などの患者様にも対応しており、継続的なリハビリを通して機能回復の支援をしています。
術後リハビリテーションでは、痛みを考慮しながら、患者様の状態に合わせて丁寧に進めていきます。可動域訓練や筋力訓練、歩行訓練、バランス訓練など段階的に行い、機能回復だけでなく再発防止にも努めています。
退院後は、外来リハビリや訪問リハビリを通して、在宅生活へのスムーズな移行と再発防止の支援をいたします。
膝関節、腰部疾患へのリハビリテーション
当院では、膝や腰の痛み・痺れ・動かしづらさに対して、症状や生活スタイルに合わせたリハビリテーションを行っています。
変形性膝関節症(膝OA)、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、圧迫骨折などの症例を多く扱っており、入院から外来まで一貫したリハビリ体制を整えております。退院後も外来リハビリを通して継続的にフォローすることで、痛みのない安定した生活の維持を支援しています。
膝関節疾患の患者様に対して、膝関節周囲の筋力強化や関節可動域訓練、ストレッチング、荷重練習、階段昇降や立ち上がり動作の練習を実施し、日常生活の動作の改善を目指します。
腰部疾患の患者様に対しては、医師の指示のもとコルセットの作成や装着指導、体幹トレーニングや腰痛体操を取り入れ、痛みの軽減と再発防止、そして安定した動作の獲得を目指してリハビリを行っています。
さらに、姿勢の崩れや動作の癖が膝や腰の痛みの原因となることも多いため、当院では正しい姿勢の矯正や動作指導にも力を入れています。
また、より質の高いリハビリを提供できるようにリハビリテーション科内で、勉強会を定期的に開催し、スタッフ同士で知識や技術の共有を行っています。


手疾患へのリハビリテーション
当院では、手のリハビリであるハンドセラピィに力を入れています。
一般的に「リハビリ」と聞くと、歩く練習や体を動かす訓練を思い浮かべる方が多いと思います。しかし手は、食事・着替え・書く・家事をするなど、毎日の生活に欠かせない大切な部分です。
特に力を入れているのが、スプリント(装具)治療です。スプリントとは関節や筋肉を正しい位置に保つことで、手の回復を助けたり、変形や痛みを防ぐためにとても大切な役割を持っています。
一般的に「リハビリ=動かす練習」というイメージを持つ方が多いと思いますが、手はとても繊細で、小さな関節や腱が複雑に動いているため、正しい位置や動きを保ちながらリハビリを行うことが大切です。
その為、患者様の手の状態に合わせたきめ細やかな対応が大切です。治療の過程で手の状態は日々変化します。
当院はハンドセラピストにより、スプリントを作成している為、医師と連携を取り、評価を重ねながら、必要に応じてスプリントの修正や再作成を迅速に行えることが大きな強みです。


